クリスマス集会と忘年会での出し物2011/12/11 00:19:34

今日は礼拝のあと、ろう者や手話通訳士が集まってのクリスマス会を教会の近くの中華料理店でひらいた。
この教会に来ているろう者はご高齢の方ばかり。月に一度ある、ろう者の集会がある週だけ集まっている方もいる。そればかりか、そういった集まりが自分たちの教会にないため、わざわざ遠方から来ているという方も。なかには神奈川県逗子からはるばる来ていらっしゃる方も。つまりは、ろう者や中途難聴者が、コミュニケーションも含めた楽しく過ごせる場所が少ないということではないだろうか。

そういう人たちとの交わりはとても楽しく、今日の集会もあっというまだった。帰り際に手話通訳士に「教派・教団の違いを超えて手話通訳や聴覚障がい者信徒のつながりがあるといい。ぜひそういう組織をつくりたい」と話をした。

終わってから、今週土曜日にある手話サークルの忘年会兼クリスマス会で、わたしがやりたい手話パフォーマンスについて打ち合わせをする。
今回の出し物は夏目漱石の『吾輩は猫である』から、猫がもちを食うという話を手話つきでやる。もともとの台本は10分以上の作品だが、手話訳をつくるには時間が足りない上、サークルから出し物の時間を10分以内にしてくれ、と言われているために、話の流れから不自然にならない程度に、説明になっている部分を切るなどして、まとめてみた。おおよそ4分くらいだろうと思う。

正直、一週間しかないからこころもとないのだけれど、逆に言えば手話があるから覚えやすい。声だけの朗読だと台本を覚えるのはしんどいが、手話がつくと、台本どおりに覚えるだけではなく物語の流れや場面、雰囲気などまでも覚えられるのだ。毎年秋の『コスモス朗読会』がそうだ。

今週は手話学習も含めて、この『吾輩は猫である』を中心に学ぶことにする。
いつか手話落語に挑戦してみたい。