お年寄りに話しかける2011/11/18 23:19:55

お年寄りに、手ぶりを加えて話す
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=50461&from=navlc

特定非営利活動法人 生活支援サイン
http://www.wa.commufa.jp/~lifesign/

わたしは5歳で聴覚を失った。聴こえないことを周りにわかってもらえるということのたいへんさはいやというほど感じている。なにせ聴こえないということは当事者しかわからないのだから。いくら説明しても甘えているとか甘ったれるなとか見当違いの声が返ってくる。もう説明するのは疲れたからいやだけどね。

この記事にあるようにご高齢ともなると、コミュニケーションはたいへんという言葉では足りないくらい、困難だろうと察する。
もう30年前に亡くなったわたしの祖父も晩年は箱型補聴器をつけていたが、会話は難しかったようにみえた。

手話をご高齢の方に覚えてもらうのはたいへん。「いまさら新しいことを覚えるのもめんどうだしいやだ」と、手話講習会に誘ってもなかなか来ない方もいらっしゃるときく。
だがこのシニアサインは、手話を取り入れながらも、「相手に伝わればいい」というのが基本的な考え方だ。それがコミュニケーションなのかという意見や、手話ではないなどという意見もあるだろうが、

思うのだが、当事者になって初めてことの大事さに気づく前に、小学校や幼稚園段階から手話なり点字なり、障がい者について学び知る教育があったらどんなにこの国は変わっていくだろう。