北海道気分のラーメン2011/09/11 21:05:39

あれから半年。そして今日は同時多発テロが起きてから10年目にあたる。両方とも本当に忘れられない日になるだろう。

今日は自宅に手話通訳士をお招きしてのご指導をいただく最後の日だ。
細かい点を2、3直していただいたほかは、おおむね順調とおっしゃられた。

今日はサッポロラーメンを夕食にした。バターととうもろこしを入れて北海道気分に。

また練習に気合いが入る。

スタイラスペンでストレスも軽くすっきり2011/09/12 21:01:12

充電中のスマホとスタイラルペン
はじめて固定電話以外の電話を使ったのはPHSだった。しばらくしてルイジアナ州ニューオーリンズを訪れて現地在住の通訳のかたが使っていた、大きくてごっついケータイを見たことがある。なんと機能性に乏しいデザインだろう、いかにもアメリカらいしと思ったものだが、しばらくしてPHSを買い、その後ケータイを2つ買い替えて昨年ブラックベリー、今年にはいってNTTドコモのギャラクシーと、スマートホンに替えた。

ところがこのスマートホン。
指が大きい人にはタッチパネルが操作しづらい。文字入力でも隣のキーをたたいて変換や入力そのものがスムーズにいかなかったり、のぞき見防止用にはったフィルムに手の脂や指紋がついたりとたいへんだしストレスを感じることも。指の代わりに先の細いボールペンなどはタッチパネルが反応しない。
そこでスマートホン向けに「スタイラスペン」というものがあるそうだ。これは指ではなく、ペンのかたちになっていて、先端でキーを押す。ゴムクッションになっているからタッチパネルを傷つけることはなく、誤操作は指でやるよりは少ない。当然ストレスも少ない。

各社からいろいろなスタイラスペンが販売されているという。
わたしはSGPというメーカーから販売されている、クエルH10スタイラスペン(税込1575円)のブラックを購入した。文房具店や電気店には扱いがなく、インターネットでしか販売されていないそうだ。
スタイラスペンは銀行のATMなどにも使えるかもしれない。なかなか便利だなと思う一方で、けれど人間にしかない、手で書く、という能力が退化していくような気がしている。

もうひとつスマートホンを使っていて気になるのは電池の消耗が早いことだ。使い方や状況によってはたった一日で電池がなくなってしまう。いわば小さなパソコンのようなものだが、ゲームをダウンロードすることも関心もない、だからゲームはまったくやらないわたしでさえ、電池の消耗がこんなに早いことに驚くばかり。
スマートホンの急速な普及ぶりに、メーカーもそのへんは考えているだろうから、今後の開発に期待したいね。

SGP ウェブサイトアドレス  http://www.sgp-store.jp

てえへんなことになっちまった!2011/09/13 00:39:01

みごとに真ん中から折れた電池収納部分と補聴器
職場に着席して仕事をしてしばらくしたところで、耳の中が痛い。こういうときはたいていが耳あかが原因だ。で、耳かきで掃除しようと思ったら……なんと、補聴器の電池収納部分がおかしい。もっとはっきりいうと、収納するふた、電池を中に収納する基台が真ん中からすっぽりきれいに折れてしまった。え? こんなのは耳かけタイプの補聴器を購入して初めてのことである。いままでは中の機械部分が不具合をおこしたとかいったメカニックの問題だったのに。てえへんなことになっちまった!
一瞬、サァ~ッと顔から血の気がひいた。4日後に舞台が迫っているというのに、補聴器なしでもPlayはできなくはないが、ないよりはあったほうがいい。どうしたものかと思案して、急きょ修理に出すことにした。

その夜は舞台の手話表現のチェックをいただいた。
細かい修正や直しをすませたあとで、居酒屋へ移動して酒を囲む。
この居酒屋の店主は年に60~80もの舞台を観劇していらっしゃるのだそうだ。わたしの朗読舞台がある下北沢は何度も通ったという。朗読舞台も「観に行きたい」とおっしゃってくださった。
話は東西の笑いや演劇をめぐる環境、昔といまの歌手、歌の違い。なぜ外国と日本で日本映画に対する評価が異なるのか、などなど話題が尽きなかった。

補聴器は代替品を借りることになった。舞台が終わったあとしばらくのがまんである。

いくらひいきチームの選手でも……2011/09/14 23:46:31

仕事を終えてからの手話サークル。
指文字を使った単語を並べるゲームなどで楽しく盛り上がり、会終了間際に、土曜日の舞台について最後のご案内お誘いをした。何人かの方から「観に行きたい」とご返事をいただく。恥ずかしくないものにしなくてはとあらためて気合いがはいる。

さて、話はさかのぼる。
現地時間13日にあったNFLマンデーナイトフットボール、開幕戦のひとつ、わがオークランド・レイダーズがデンバー・ブロンコスと敵地コロラド州デンバーで戦った。今年からデンバー・ブロンコスの本拠スタジアムの名称が、日本にもあるスポーツ用品店「スポーツ・オーソリティ」の企業名がついて「スポーツ・オーソリティ・フィールド・アット・マイルハイ」と変わった。

この試合で、レイダーズのキッカー、セバスチャン・ジャニコウスキーが第2クオーターに、NFL記録タイとなる63ヤードのフィールドゴールを決めた。この記録はトム・デンプシーさん(元ニューオーリンズ・セインツ)を含めこれまで2人が記録している。デンプシーさんとお会いしたことがあるわたしは、いくらひいきチームの選手とはいえ、あこがれの選手の記録に並んだことがうれしくもある一方、複雑でもある。

試合はレイダーズが23-20で勝ち、昨年からのAFC西地区同士の対戦無敗を伸ばした。

まだシーズンは始まったばかり。

久しぶりの揺れ2011/09/15 23:22:02

久しぶりに体験するとフラッシュバックがおきて、なんだかからだも感覚もおかしくなる。
今日午後5時過ぎ、茨城県沖を震源とする震度4の地震が起きた。もちろんわたしはそのとき仕事中。久しぶりの揺れからしばらくして地震酔いも感じた。

明日はいよいよ本番2011/09/16 21:52:00

明日がいよいよ舞台本番。準備も済ませた。練習もやるべきことはやった。あとは明日を迎えるだけ。

わたしが参加している、NPO難聴者協会の事務局からメールをいただいた。明日の舞台へのお誘いを協会ニュース誌に掲載してもらったのだが、それをみた難聴者協会員から問い合わせがあったらしい。すぐに場所・時間・行き先とあわせて明日の舞台のチラシをファイルでお送りした。

朗読、演劇は聴こえる人だけのものだろうか。
否、聴こえない人にも楽しめるはずである。だからわたしは手話つき朗読舞台に挑戦している。聴こえない人にも手話という方法で文章、表現の世界を楽しんでもらえるように。そこから手話への入り口、きっかけになったら。
明日、聴こえる人、お客さんだけではなく聴こえない人、ろう者、難聴者も多くの方が来てくださったらうれしい。本音を言うと、会場の半分以上が聴こえない人で埋まったなら、これ以上の喜びはない。

まるでひきだされた羊のような2011/09/17 23:28:54

台本とプログラム
残暑厳しい連休の今日、第6回コスモス朗読会が下北沢の「しもきた空間リバティ」でひらかれた。

定刻からやや2分ほど遅れて始まったが、わたしの舞台は予定より30分ほど遅れた午後5時10分ごろだった。
第2部が終わってスタッフから出番を告げられて、ステージに上がる。だが2分5分とたってもまだ緞帳が上がらない。深呼吸をしたりひざをたたいたりして集中力を高め緊張をよい方向に向けていく。まるで衆人環視のど真ん中にひきだされた羊のような心境である。だけれど、どうってことはない。こわくない、恐怖もない。

演技はなんとか動けたし、観衆からの反応もよかったと思う。大きなシアターとは異なり客席と舞台の距離がすぐ近くにあるため、場の空気がすぐに伝わってきた。その距離が近いぶんやりがいも緊張も高いが、しかし毎年立ってみてものすごく意欲をかきたてられる。

こういう理不尽な状況を生んでいるのはなぜ?2011/09/18 23:56:13

面会時の手話40回認めず 大阪拘置所、筆談を求める
http://www.asahi.com/national/update/0918/OSK201109170149.html

こういう話は拘置所に限ったことではなく、わたしも何度も体験させられた。そのたびにきまって「おまえひとりのためにいるわけではない」「配慮する余裕がない」などと言ってくる。だがそれははじめからやる気がないことを悟られたくないための言い訳である。こんな理不尽なことがあるから腹が立つ。「体制が不十分だった」「十分な説明をしなかった」というのもまったく同じ。なんと体のいい、都合いい言い訳だろうか。
手話通訳を依頼することがそんなに面倒でたいへんなことだろうか。その人にあったコミュニケーション保障ということ、聴こえない人の権利を保障することがまだまだ理解されていない。聴こえる人の一方的な押しつけと理解のなさがこういう理不尽な状況を生んでいる。

首都圏で地震活発化 M3以上の頻度、震災前の6.6倍
http://www.asahi.com/science/update/0917/TKY201109170173.html

今日も午後4時ごろに地震があった。
いつ何時また大きな揺れが襲ってくるか、誰にもわからない。
できることは、「その時」に備えて防災用品を買う、隣近所との連絡をつくる、といったふだんからの取り組みがまず大事だ。

連休が終わりました2011/09/19 22:57:46

今日は江東区で、「路地裏フェスティバル」というイベントに参加して、一夜漬けの手話演劇に出演しました。わたしはナレーション担当。

覚えたはずのせりふや表現を、舞台に上がった瞬間、みごとに忘れてしまったとき、あなたならどうするだろう。
わたしはそういうとき、「そんなの知ったことじゃない」と自分のことではないという顔をする。起きたことはしかたない。だがそんなことにいちいち気をとられていたのでは舞台に上がれない。起きたことを気にせず、堂々と演じることが大事だ。

連休は終わり、明日からまた仕事という現実に戻ります。

なかなかやわらかくておいしい2011/09/20 21:42:48

お酒をかけて酔ったどぜうがはいったどぜうなべ
仕事のあとに、浅草へ足をのばしてどぜうなべを食してきた。お店は都内に2つあるという『駒形どぜう』。

1801(享和元)年1月に創業したというこの店。備え付けのパンフレットによると、現在の埼玉県、武蔵国出身で18歳のときに江戸へ出てきて奉公をしたあと、どぜう汁、どぜうなべを出す店をはじめたという。

どぜうなべ(1750円)、どぜう茶漬け(800円)、しめに抹茶アイス(400円)。
何十年ぶりかのどぜうは身が柔らかくておいしい。生きたどぜうにお酒をかけて酔ったどぜうを甘みそ仕立てのみそ汁に入れて煮込んだものを鉄なべに並べて、ねぎをのせて食するのだそうだ。山椒と七味をかければ辛さがさらに味をひきたてる。酔ったどぜうかぁ。ちょっとかわいそうな気もするけれどね。わたしはお酒は飲めないから。

ともあれなかなかおいしい。
野田内閣も酔っぱらわなくていいから、おいしいとまではいかなくてもしっかり歯ごたえのある政治をしてほしい。