「やるべきことはやった」というけれど2011/08/26 21:24:18

今日、菅直人首相が辞任を発表した。民主党は代表選出選挙にはいり、28日に新しい首相が誕生する。

だが。
テレビに映る菅首相と画面の文字。「やるべきことはやった」というけれど、いったいなにをやってくれたというのだろう。結局東日本大震災の復興ははっきりしためどが立っていない。福島第一原子力発電所の事故は今日、原発から3㌔圏内の住民が一時帰宅を許されたが長期間、少なくとも10年間は元に住めないという。故郷を追われてまったく異なる土地で生活する苦しみを政治家はどこまでわかっているのだろう。

最低限の評価として、わたしはこの写真にもあるように手話通訳が公的の場で使われるようになり、わずかではあるが手話が認められつつあることを挙げたい。
けれども実際の生活の場では手話が広まらないだけではなく要約筆記だとかいった聴こえない人たちのための情報コミュニケーション保障が進んでいない。

次に誰が首相になるにせよ、1年でまた交代なんてことのないように、本気で腰をすえてほしい。政党や政界など自分たちのことばかり考えずに、未来とこの国に住んでいる人たちのことを考えられる政治をしてほしい。

後世、あんたらなにやってきたんだよ、と糾弾されることのないように。