いよいよ始まった2011/07/02 23:34:43

今日から、2011年9月17日に下北沢である、第6回コスモス朗読会に向けた声のご指導が始まった。
いつもと違うのは、各人の台本が共通ではなく、わたし以外の台本はわたしの手元にないこと。だから指名された人の台本はおろか、いまどこを読んでいるのかもわからない。そのぶん、自分の台本だけに集中すればいい、とも言える。

今日は冒頭部から、そば屋の焼け跡に人だかりがしているくだりまでを読んだが、そのあとの人だかりの場面を先生が手直しして、こうしたら、と言ってくださった。

「亀吉は、もう何も彼もあきらめたような表情(で、[晒しもの]になっている。)だが、平蔵からみると、どこか妙に感じられる。
見物をしている人々の態度も、恐るべき、憎むべき放火犯人に対するまなざしではな(かった)く、むしろ(人々の眼には)亀吉への同情がただよっているかのように、平蔵は感じた」
()内はもともとの台本部分である。どうだろう。お読みになられただろうか。()内をはずすとすっきりする。

明日もまた手話の表現指導をいただく予定だ。
この厳しい夏を乗り越えれば、舞台が待っている。