漢字、ひらがな、手話2011/05/16 23:40:50

仕事を終えてから短い時間だったけれど卓球練習に行ってきた。わずか30分もない時間。だが一瞬でもムダにすまい、ただそれだけを思いながら練習してきた。

日本に生まれていいなと感じるのは、漢字やひらがなからさまざまなことを思いめぐらし考えることだ。
受け売りではないけれど、たしかにすてきな漢字だと思うのは躾という字だ。身に美しいと書いて躾と読む。見た目だけではなく内面も含めたなにか。美しさといっても見た目ではない。内面からにじみかもし出される雰囲気、空気のようなものだろうか。

わたしは命といのちを区別して書くことが多い。
躾を美しくすてきな感じだと書いたが、大学時代に学んだ生命倫理だとか、漢字で表す「命」はどことなく無機質というか限られたというか、うまくいえないかもしれないが、硬い印象を感じる。
反対に「いのち」と書くと、次代に受け継いでいく、いとおしみいつくしみを感じるのだ。

たかが漢字とひらがなではないか、と思われるだろう。
日本に生まれて日本語という文化を知る。日本語のなかの漢字とひらがなをみつめてさらに手話という文化を身につけつつあることの喜びを、味わい楽しんでいる。