東京に原子力発電所を造るっていうんなら2011/05/06 21:24:46

大震災後、東京ドームで開催されたプロ野球、阪神-巨人戦は通常より電力を落としているが、フライ打球を見誤って落としたケースがいくつかあっただけで、選手からは大きな不満の声は出ていないらしい。
そもそも、フットボール観戦で訪れたときも、なんであんなに明るいのかなあと疑問にさえ感じていたほど。もとから明るすぎて慣れていたのが、電力を落としてみたら明るすぎたことに気がついたのかもしれない。

総選挙はとうぶんこの先はない見通しだけれど、連休明けからまた永田町がきな臭くなってきたという報道もある。
もし今後国政レベルの選挙をやるのなら、争点のひとつにしてほしいのはエネルギー政策だ。

今回福島原子力発電所が事故をおこしたことで、スリーマイルやチェルノブイリといった遠い国のことではなく身近な問題として意識されつつあるだろう。
ほんとうに原子力発電所をすすめたいなら、そしてそれがどうしてもなにがなんでもすすめたいなら、東京にこそ造るというくらいの議論がないとね。避難してきた住民が「あんたもここに住んでみたらわかるよ」と東京電力の社長に言ったその気持ちはわたしたちにも向けられているといえないか。
いつまでも地方に負担を押しつけてばかりではいけない。