こういうことがあって2011/04/23 14:53:12

震災に続いていろんなことがあって、今回の出来事。いろいろな思いが去来している。
うまく整理できていないかもしれないけどここにつづってみる。

生きるということはたしかにしんどくつらいものだ。けれどしんどくつらいことばかりだったらだれがその道を歩きたいだろうか。
そうではなく、しんどさのなかにも喜びや楽しみがあるはず。いやたった一度しかない、たまたま偶然でこの世に生まれてきたのだ。だったらその人生を楽しむとまではいかなくてもいいから、何かを残すことができるように生きたい。
わたしなら聴こえないけれど普通に話せるというややこしいからだで、手話を覚えて朗読とともに舞台に立ち、表現者になりたいという夢をもつことができた。それを追い続けていきたい。

もうひとつは前向き、かつ笑顔をもって周りの人たちにも笑顔でいられるようになりたい。
田中さんは生前、共演者に笑顔でやさしく接したそうだ。芸能界という生き馬の目を抜くような厳しい世界で、それを実行するのは生易しいことではなかったはず。どこかで人間のみにくさとであったこともあったはず。けれど伝わってくるのは、共演者から慕われていたというエピソードばかり。

そこまでいかなくても、わたしはわたしなりに精いっぱい何かを残して生きたい。仕事は当然だが、手話ソングダンスのワークショップであれ2つの手話サークルであれ、朗読舞台であれ、手話教室であれ。むしろそういう取り組みのほうがわたしには合っているように感じる。

前向きで笑顔でいると、それは徐々に自然にまわりにも伝わっていく、という。
憎しみやうらみつらみをもってばかりで人生を終えるなんてさびしくつらすぎる。わたしだって人間だから嫌いな人も現在過去にいなかったわけではない。何か意識するとそこには決してよい思いが残らない、とわたしについて言ってくださった方の言葉どおりで、あんまりいい思い出がないところもある。でもそれをまるごと神さまにおまかせしよう。

ともあれ。
いつかはわたしも神さまのみもとに帰る日が来る。まちがいなく。
その瞬間まで、スマイルという名のとおりに前向きで、なにかのためにいのちをかけ燃やし尽くしたといえるようになりたい。