これぞフットボール!2011/02/07 23:36:56

仕事中は職場においてあったテレビからの画面にもほとんど目もくれなかったが、あとで結果を知って、とても納得できた。日本時間でけさ8時30分にキックオフの第45回スーパーボウルである。

戦前から言われていたように、今回のピッツバーグとグリーンベイの対戦は、派手なパスの投げ合いだとか、極端な得点差だとか、まして奇跡的なビッグプレーなどという素人向けの試合にはならないとみられていた。素人が期待するような、とんでもないビッグプレーではなく、僅差競り合った試合になるのではないか。そんな予想があった。

数字を挙げよう。
レギュラーシーズン中の1試合平均失点はピッツバーグが14.5失点。グリーンベイは15.0失点。ともにNFL全体の1位と2位の成績である。
反対に1試合平均得点は1試合平均23.4得点、24.3得点と、そう多くない。多くないからこそ守備がどれだけ踏ん張れるかがかぎとなる。
そういえば、この両チームに共通する点がまだあった。
チアガールチームを持たないことだ。NFLでチアガールを持たないのはほかにクリーブランド・ブラウンズくらいしかない。

試合は前半で、グリーンベイが2つのタッチダウンパスとインタセプトリターンタッチダウンで、21点。ピッツバーグはキックだけの3点。だがこれくらいで勝負が決まるわけはなく、後半に入ってピッツバーグがパスとランでそれぞれ2つのタッチダウンをあげて4点差まで追い上げる。しかしピッツバーグのRBがタックルをくらってボールを落としてしまう痛恨のミス。グリーンベイがタッチダウンをあげて突き放しにかかるも、ピッツバーグがタッチダウンをあげ、3点コンバージョンも決められて点差が3点にまで迫られた。だがフィールドゴールで点差を6に広げ、ピッツバーグの攻撃をしのいでファイナルスコアは31-25。グリーンベイが4度目のスーパーボウルチャンピオンに輝いた。これでNFLは2010-2011年の全日程を終了した。

今後のスーパーボウル予定をあげて、この記事を終えたい。
第46回大会 2012年2月5日 インディアナ州インディアナポリス
第47回大会 日時未定     ルイジアナ州ニューオーリンズ
第48回大会 日時未定     ニューヨーク・ニュージャージー