タイガー・マスク2011/01/12 17:05:39

昨年末から今年に入って、群馬や岐阜、静岡、沖縄などの児童施設にランドセルを寄贈するなどの贈り物が相次いでいる。それも『タイガー・マスク』に登場する主人公、伊達直人の名前をかたって、だ。

ご存じない方のためにご説明すると、『タイガー・マスク』は1968年から71年まで「ぼくら」「ぼくらマガジン」などの少年雑誌に掲載されたプロレスを主題にした漫画である。直後の1969年10月2日から71年9月30日までテレビアニメでも放送され、わたしは北海道帯広市であった『タイガー・マスク』ショーを見に行った記憶がある。マンガ版よりアニメ版のほうが単なるスポーツマンガというより人間ドラマに描いている。
このアニメの主題歌「ゆけ! タイガー・マスク」と「みなしごのバラード」も好きなアニメソングのひとつ。最近のアニメソングと違ってテーマ、メッセージ性がしっかりしているし何を訴えたいのか言葉もはっきりわかる。

で、話を戻す。
こういう時代だからだろうか、ささくれだった、不寛容と自己主張の激しい世のなか、はたまた福祉政策に不満があるからだろうか、伊達直人の名前をかたっての行為が話題になっている。

わかるけれど、いや誰なのかわからないけれどこういう行為をする人の善意を否定したり非難したりする気はない。けれど美談だけが先走ってしまうのは本末転倒というかおかしいのではないか。美談が話題になるという世の中がとてもさびしく感じられる。
こんな世の中はどこかおかしいと思うのだが。

じっくり時間をかけて あせらずにゆっくり2011/01/12 22:17:44

仕事のあとで、千代田区にある手話サークル「一麦会」の定例会に参加、ゲームの進行を担当する。ゲームはクロスワードパズルをつくった。あんまりにも簡単すぎてつまらなかったかもしれないね。会の名称はわたしの好きな聖書の言葉「一粒の麦」から来ているわけではないだろうが、とても気に入っている。じっくり時間をかけて手話を学び続けたい。

昨年の朗読舞台でわたしの前に舞台に立たれた方から、はがきをいただいた。
聞こえない人も聞こえる人も、舞台を楽しめるように、朗読やソングダンスの発表会を実現させたい、ということに共感してくださる内容だった。こういうご返事をいただけたことが、今日一番うれしかったことだ。

じっくり時間をかけていけば、きっと誰かが見ていると信じている。
あせらずにゆっくり歩みをすすめよう。