やさしい愛の手のひらで　今日もわたしは歌おう ――I will sing with a palm of gently love today――

もう年の瀬。残り少なくなった2010年をおくりやってくる2011年に備えて、仕事が終わってから銀座でＣＤの買い物、自宅に帰ってゴミ出しと大掃除をやった。

購入したＣＤは２枚。
これを書きながら聞いているのは、『ノートルダム寺院のクリスマス～La Noel A Notre-Dame de Paris』。女子パウロ会というカトリックの団体から出された、ノートルダム寺院の1994年のＣＤだ。
もう一枚は新作で、ドイツ人のお父さんと日本人のお母さんをもつ、アリス＝紗良・オットのベートーベン≪ワルトシュタイン≫。クラシックレコードの名門グラモフォンから出されたアルバムは日本盤のみボーナストラックでバガデル＜エリーゼのために＞が収録されている。

『ノートルダム寺院のクリスマス』は、全曲フランス語の賛美歌だが、なじみ深い曲がいくつもある。いまかかっているのは「神のみ子は今宵しも」。フランスのクリスマスキャロルだという「あら野のはてに」（賛美歌21　２６３番）もある。静かなこの部屋であかりをすべて落としてひとり聴いていると、とても落ちつく。

まだ年賀状を書いていない。やれやれ。