こころに残る手話をテーマにしたドラマ2010/12/06 22:02:30

賛否両論があるのはしかたない。というのはいくら演技のうまいひとが演じたり演じるための技術を身につけたとしても、どうがんばってもかなわないところがあるからだ。

手話をテーマにしたドラマ。聴覚障がい者、手話がメーンになったもの。いろいろあるだろう。
何回もここで書いたり取り上げたりした『愛は静けさの中に』もそうだ。

ネット上であったあるアンケートに「みなさんのこころに残った、手話ドラマは?」というものがあった。
その結果は以下のとおり。
http://cache001.ranking.goo.ne.jp/crnk/ranking/999/entame_14wcYhmF4zHE_all/

わたしは酒井法子さんが演じた『星の金貨』を挙げたい。テーマソングだった「碧いうさぎ」も、手話ソングとしてもとてもいい曲のひとつだ。
6位に選ばれた『名もなく貧しく美しく』はご年配の方なら印象に残っているのではないだろうか。
さて、みなさんの「みなさんのこころに残った、手話ドラマは?」何ですか?

はじめに書いたことだけれど、わたしはだからといって聞こえる人が演技のために手話を学ぶことを否定するつもりも、聞こえる人が聞こえない人を演じることを否定する考えもない。手話を学んで、そこから演技の幅だけではなく人間としても広がりをもってもらえたらと思う。
よく特技に手話を挙げる人がいるけれど、特技というより、相手を理解するために、というべきではないだろうか。手話は聞こえない人たちにとって大事な言語なのだ。音声ではなく空間や身振り、顔の表情、からだの向きなどで表し伝えるというだけであって。
コミュニケーションとしての手話を考えてもらえるのであれば、聞こえる人やタレント、俳優さんが手話を学ぼうとされることにわたしは深い敬意を抱く。
互いを理解するためではなく、まるで特技のように思われるのなら、ちょっと違うのではないか、と思うのだ。