やさしい愛の手のひらで　今日もわたしは歌おう ――I will sing with a palm of gently love today――

今日の毎日新聞夕刊で演出家の蜷川幸雄さんが語っている。

芝居は人と人とが直接つくり上げる現場だ。（中略）人とどうコミュニケーションをとるか。（中略）だけどちょっとした言葉で人を傷つけてしまう。（中略）僕は大事な花を育てるようにコミュニケーションしている。（中略）そんなことを繰り返しながら舞台がうまくいった時には、「ああ、人間っていいなあ」と思う。

つくづくそうだなあと実感し共感した。
朗読を教えてくださるプロアナウンサーとは月に２回だけれど、それでもコミュニケーションがあることで、とても得られるものが多い。まして今回もそうだけれど、手話表現を考えつくり観てくださる手話通訳士の先生とは、週に１回、終わったあとに居酒屋へ移動して世間話などに興じることも、大事なコミュニケーションだ。

人間だからこそ得られる喜び。
舞台というひとつの目標に向かって取り組む。
ああ、人間っていいなあ。