新しい手話2010/03/07 23:02:12

新しい手話の本を数冊買った。「国名手話ガイドブック」、「わたしたちの手話 新しい手話2010」ほか、2冊だ。

いままで教わったり知っている表現ではない、違う表現があったり、新しい表現があったりと、ペラペラページをめくっているだけでもけっこうおもしろい。

たとえば――
カナダ。わたしが初めて訪れた国は生涯忘れられないだろう。
アメリカ手話では指を曲げて「C」の形をつくって横に、右胸にあてる。
だが、この本では握った右手を右胸に2度当てるのだそうだ。

また、昨今話題になっている北朝鮮。
わたしたちは人さし指、中指で「北」の字を空で書いてから右手を頭の上から斜めにおろして指先をこめかみにつける。韓国の人たちの帽子を表す。
けれど「伸ばして右に向けた左手人さし指の先に、右手親指と人さし指でつくった輪を付け、右手の指を開きながら下におろす」。文にするとわかりにくいが、要するにチマ・チョゴリ、民族衣装からきているのだそうだ。

わたしたちはとかく自分の知っている言葉や言い回し、表現にこだわりがちだ。聞こえる人も聞こえない人も。だから自分の表現が正しいと言い張ってがんとして譲らない人もいる。
言葉は生き物で、世代や時代で変わってくるし当然、変化があってあたりまえ。

こだわるとともに、異なる表現をする人のそれに対しては、頭ごなしに一方的に否定するのではなく、そういう表し方もあるね、というような柔軟さを持ち合わせていたい。

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