お年寄りや障がいのある人にやさしい街を2010/02/01 23:31:51

サンフランシスコ市内を走る路面電車
早いもので今日から2月に入る。ついこのあいだ正月だと思っていたのにねえ。

【路面電車】高齢者が外出する機会が増える !?
http://www.47news.jp/47topics/e/97702.php

3年前に訪れたサンフランシスコは、坂の多い街で市内を走る路面電車を何台もみたものだ。いろんな車体があってあきないくらいだけれど、アメリカは基本的には車と飛行機が主な長距離移動機関である。東西に5時間も時差がある。はっきりいって日本の感覚ではとても考えられない国土の広さ。
だけれど、今日の新聞にも出ていたけれど、いくつかの都市を結ぶ高速鉄道の計画があり、日本の新幹線やリニアモーターカーを導入するというプランもあるそうだ。それはたしかにCO2を減らすだけではなく、日本が誇る「安全で確実な輸送」という点からも、大いに検討してもらいたいと思う。

アメリカの話ではなく、日本に舞台を移そう。
北海道札幌市で育ったわたしにとって、札幌五輪以前に市内を移動する手段といえば車と、路面電車だった。「チンチン電車」の愛称で親しまれて、いまも市内を走っている。上にあげた記事によれば、札幌では路面電車の路線を延ばす方針だそうだ。ほかにも富山市で日本初の次世代路面電車(LRT)の整備で、高齢者が街に出る機会が増えたという報告もある。

東京でも路面電車があったときくが、いまは都営交通に1路線を残すだけ。江戸川区にはかつて走っていたことを示す名残が残っていると聞く。

国土交通省は次世代路面電車(LRT)を整備する方針を決めた、ともある。
車もいいけれど、路面電車の、のんびりした、せかさない、ゆったりした乗り心地も捨てがたい。
たしかに電源や架線を設置する問題に加えて、既存の道路にレールをつくるか、車線を変更するかなど、いくつも問題があるだろう。
けれど、新幹線やリニアモーターカーを開発するくらいの技術力があるのなら、こういった問題も解決する方法を見いだせるのではないだろうか。

お年寄りや障がいのある人にやさしい、ということは障がいのない人や健康な人にとっても過ごしやすい、ということだ。

何十年か先になるのかもしれないが、東京でももっと路面電車が走る光景を再び見たいなあと、思う。

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