やさしい愛の手のひらで　今日もわたしは歌おう ――I will sing with a palm of gently love today――

出勤途中、右側の補聴器が電池切れのサインを出した。といっても光や振動で教えてくれるわけではない。デジタル補聴器の長所だろうか、電池が消耗していることを、断続したパルスのような音で知らせてくれるのだ。通常の外から聞こえる音の合間に聞こえる、電池切れを知らせてくれるパルスは、はじめは耳触りでしゃくに障ったものだけれど、アナログのときには気づかなかった電池消耗を知らせてくれるから、まあいいかと思える。
右側の補聴器に続けて今度は左も電池が切れたようだ。といっても左はほとんど聞こえないので、うっかりしていると気づかないことが多い。
とはいえ、右と左が同時に電池切れになると、電池交換も同時になるから、どちらか一方だけが電池切れが早くなったり遅くなったりという、タイミングのずれがなくて楽だ。

会社ではあまり会話がなくて、とてもタフな一日。

終わってからホッとしたのは江戸川区内で、今夏に見た映画『ゆずり葉』の上映会があった。
知人はほとんど来ていなかったけれど、映画内で表現されていた手話を映画を見ながら一緒に合わせてやってみた。上映後、映画の監督や主演俳優さんと握手を交わすことができて、うれしい。

明日は久しぶりの日本手話勉強会だ。とても楽しみにしている。