あなたへの手紙2009/09/18 23:26:50

雲と青空 いまのわたしの心境
いよいよ明日に迫りました。「泣いても笑っても」明日はやってきます。どうせなら笑って終えたいものですね。

緊張ですか?  なくはないですけど、おだやかにゆったりした状態を感じています。いのちをとられるわけではないし。
舞台で全てをやり尽くした、やり残したものがないと言い切れるなら話は別かもしれません。
でも明日でわたしの人生が終わりであるなら、それも運命かな。

『塩狩峠』全体もそうですしわたしたちの人生にも言えることですが、長く生きたかではなくなにをしたか、社会的地位あるいは他人の評価ではなく神と人のために生きたか。精いっぱい生きたといえる人生を残したいと、本当に思います。そのために神さまが今回の舞台を用意してくださり、この9カ月にわたってさまざまな思いや悩みを与えてくださったのだと。

本番前日のレッスンが終わりました。長い長い9カ月間でした。
こんな状態でも直すべき課題が出てきました。しかしそれを不満だと思うのではなく、乗り越えられる壁だと思います。壁は乗り越えるためにあるのだから。乗り越えられるから与えられたのだと。

何回やっても慣れたというものではないです。
でも練習はうそをつかないし、舞台では演者のありよう、生きざまが如実に表れますからね。

明日は舞台の映像をDVDビデオに録画して、のちほど字幕をつけていただく予定になっております。
自分のためではなくて神さまと人のため、大切な人のために明日は全力を尽くします。