ゆっくり じわじわと2009/09/12 23:25:25

もう一週間もない、朗読舞台まで。
最後の練習とチェックに余念がない。

台本は、まず、三浦さんの原作にはない、わたしが書いた状況説明からはじまる。ベートーベンが「第9」第4楽章、合唱でシラーのもとの詩にはない「友よ、このような調べではない!」という部分をつくったのにならったわけではないけれど。ついで事故場面に入る。

だが、いきなり速く読むのはどうだろう。
じわじわと、これから起こる、客車の脱線転覆と、2度にわたり永野が列車を止めようとし、最後に線路に飛び降りて自らをレールと客車のあいだに入れた部分まで。そのスリリングさと恐怖を、じわじわゆっくりと読むように。