難しい取り組みだけれど2009/07/03 23:35:06

夕方から、手話つき朗読の手話レッスンを受けた。
もう7月である。舞台まで実質2カ月あまりしかない。
このごろ言い聞かせていること。たった2カ月のあいだだけでも自分の人生、いのち、すべてをかけて取り組む強い意志なくして、どうして舞台に立つことができるだろう、と。

毎年やっていて思うのは、わたしのやろうとしていることはほんとうに難しい取り組みだということ。
手話だけ、声だけならこんなにも苦労したりあれこれ考えたりする必要はない。
聴こえる人にも、聴こえない人にも楽しめる、楽しんでもらえる舞台にしたい、ただそれだけである。
わたしの悪い癖である、手話表現のさい、からだが必要以上に動く。動いていいところとそうではなく動かなくていいところを分ける。無駄な動きを出さないこと。
声と手話を一緒に出すわけだから、声も、前に書いたようにしっかり表現を分けること。手話をゆっくりはっきり表すためには、声もやはり同じようにゆっくりはっきり出すこと。

終わってから手話通訳士の方と食事をした。
舞台以外のいろいろな思いや悩みなどをお話しして、少しこころが軽くなった。

あらためて自分に言い聞かせておきたい。
自分のためでも、自分の名誉を求めるためでもない。聴こえる人、聴こえない人に楽しんでもらえるために、そして生涯大事にしたいと思う人のために、わたしは舞台に立つ。自分のことは一番最後に。

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