「一粒の麦」 それがいつか必ず実を結ぶと信じている2009/05/22 22:14:49

いま、これを書きながら、先日ここに書いた、元アナウンサーの頼近キャサリン美津子さんの演奏になる「典子は、今~愛のテーマ」を聴いている。
先日の亡くなったというニュースのあとで、手話ソング用の音楽を入れたCDに、『典子は、今』のサウンドトラックCDから4曲、主題歌とインストゥルメンタルを入れたほか、「Gメン75」のタイトルソングである「面影」(しまざき由理)を追加で入れた。

いい曲はいつまでも時代を超えていいなあと思う。
そしてそういうものを遺した人をわたしはこころから尊敬する。

音楽だけではない。どんなジャンルでもそうだけれど、人のこころに強い印象を遺した人がいる。わたしのなかではF1ドライバーのアイルトン・セナ、「アンネの日記」のアンネ・フランクもそのひとりだ。今回朗読では使わなかったけれど「塩狩峠」のモデル、長野政雄さんも。

自分のことはさておき、たったひとりでいいから誰かのために生きたい。自分の歩いてきたことが誰かのこころに記憶してもらえたらいいなあと。

仕事の合間に同僚と結婚について話し合ってみた。
もうそうなっておかしくないのだけれど、残念ながらまだいない。
人生を終えるときに出会いがなかったら運命だと思ってあきらめるしかないなあと思う一方、どこかで自分を見ている人がいると確信している。
ただ、現実には耳が不自由だということがあって、手話ができて、コミュニケーションとしては普通の会話のほかに手話で会話をしたいと思う。そしてキリスト教信仰をもっていて、朗読や卓球などをしている。
まず、自分のなかにたったひとつでいいから、朗読であれ手話ソングであれ、生きた証をつくっていこう。それをゆっくり時間をかけて育てていこう。わたしの好きな聖書の言葉でいえば「一粒の麦」のように。
それがいつか必ず実を結ぶと。
実を結ぶと信じているから、手話ソングや手話つき朗読の練習を続けていける。

手話通訳士のもとに、先日お送りした新しいCDが届いたようだ。
来月からまた、朗読と手話ソングに向けた取り組みを始める。

信仰は、かならず実現するのだという確信をもつことから、一歩が始まる。