あのころと対比して思う2009/04/29 18:28:44

今日はメーデー。May dayなのになんで4月なんだということはさておき、代々木公園でひらかれたメーデー集会に行ってきた。

多くの人が参加していて人波をかき分けるのも楽ではなかった。
聞こえないわたしは、壇上であいさつをする政治家や大臣のそれを通訳する手話通訳者を見やすい位置から見るため、かなり無理をして前のほうに立っていた。
炎天下、初夏を思わせる暑いなかで通訳をされた方々にほんとうに敬意とおつかれさまでしたと感謝を贈りたい。

さて、メーデー。
労働ということの重みはここ数年、とりわけ昨年末からの世界的景気悪化に伴う多くの出来事であらためて感じられる。
バブル景気末期を経験したものとしてあの異常な熱気はいまもってどうかしていると振り返って思う一方、バブルを経験していない若い人からすれば「一度体験したかった」とまで言われる。

お金がすべてであるかのようなあのころ。浮かれていたのはまちがいない。
いまは浮かれるどころではなく、その日をどう過ごすかで苦しむ人さえいる。

メーデーの集会に出られない労働者、いや労働の機会さえ与えられない人もいるいまを、ほんとうにあのころと対比して暗たんたる思いを感じるのだ。