完ぺきなどあるわけないのだけれど2009/03/10 23:31:41

朝晩は気温が下がったけれど、日中はコートの必要がなかった。ごらんのようなきれいな青空がみえて、久々にランチに出かけた足も、暖かい気温に弾みそうなほど……と言ったらオーバーか。

同僚との会議は、話がわからないところもあったけれども、筆談ボードを真ん中に置いて、資料を読みながら大筋はつかむことができた。さらには資料の中から自分なりの考えが浮かび、発言することもできた。
一番いやなのは沈黙したまま何も言えない発言できないという状況だ。
こじんまりしたスペースに、6人がそろっての会議は、大人数より正確に状況をつかむことができ、へんに沈黙したり発言を遠慮することがなく、いい感じで臨めた。

ベートーベンの筆談帳が遺されているが、当時はわたしが使っているような補聴器などあるわけはなく、しかもいまでいえばサロンや喫茶店のような、人ごみの騒がしいところで筆談をしたといわれている。聴こえないゆえに大声を出すベートーベンに周囲が閉口したとか、政治的な発言が出たときは秘密警察などが周りにいないかと緊張したなどと伝えられている。ともあれ補聴器がなかった時代にベートーベンがどれだけ会話を欲し、ゆえに苦痛を感じていたか。わたしはとても痛いほどよく理解できる。

ノートテークは情報保障として大事なのは言うまでもない。
けれどノートテークも完ぺきではない。即時性に欠ける、つまり会の進行に追いつかないということも。
まあ、完全なコミュニケーションなどあるわけないのだから、ついつい完全なものを求めようとするわたしにも問題があるのかもしれない。けれど本音を言うと、やっぱりきちんとみんなの話を聞いて理解してついていきたいんだよね。

明日は今日より少し気温が下がるらしい。

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