初めての海外プレー2008/11/02 13:16:16

ホテルで。ジャージとラケット
11月1日。残すところ今年もカレンダーはあと一枚になった。
いまホテルで、ABC放送のテキサス工科大対テキサス大学、ESPNのオクラホマ大対ネブラスカ大を交互に見ている。金曜日は高校の、土曜日は大学の試合があり、そして日曜日と月曜夜に、プロの試合がある。12月まで大学の、翌年2月までプロの試合で盛り上がる、アメリカの秋から冬だ。オクラホマ大対ネブラスカ大は伝統の一戦のひとつだそうだが、1912年シーズンの対戦,55点を超す62点を挙げた。

今日は朝10時からサンフランシスコ市内にある、卓球場に行ってきた。7年ほど前から卓球をしているのだけれど、昨年、ヨーロッパで卓球が盛んな国、オランダとドイツを訪れたものの、卓球場が見つからず、オランダでラバーを張ったラケットを買ってきただけだった。せっかくラケットを持って行ったのにできなかった悔しさから、今年はどうだろう、とあたってみたのだが、スポーツ大国アメリカでは、卓球はどちらかというとマイナースポーツ扱いだ。

http://www.americantabletennis.com/
http://www.usatt.org/index.shtml

1933年につくられたUSATT、アメリカ卓球協会はコロラドスプリングスに本拠がある。8000人を超すメンバーと240を超すクラブが活動しているそうだ。ITTF(国際卓球連盟)傘下であり、USOC(アメリカオリンピック委員会)とともにIOC(国際オリンピック連盟)の活動にかかわっているという。
カレッジフットボールや高校フットボールほどのすそ野があるわけではないだろうが、それでも8000人と240のクラブというのはちょっと想像がつかない。

話を戻す。
わたしが訪れたのは、AMDTという卓球場だ。朝10時にタクシーで着いて、2時間くらいで切り上げようと思っていたのが、言葉に甘えてなんと、8時間も練習をさせてもらった。主に在米中国人が来ていた。
1968 Powell Street San Francisco, CA 94133。

初めて海外でプレー、練習ができたのはとても得難い体験だ。
印象的だったのは、子どもへのレッスン。
まず指を組んで手首への準備運動。首を回して柔軟体操。卓球台を回ってまず右回り。コーチが手をたたいて左回り。次に足をクロスさせて左右へのステップを覚える。子どもだからこそ、正しい腕やからだの動きを覚えるべきだと、フォーム指導をしっかりと行っていた。
球を打つ練習は、コーチが子どもの相手を務め、子どもが打ち損じたら次の子が相手をする、というように時間を使っていく。

しかし、こういうところをみてもさすが中国だ。在米とはいえ、卓球に力を入れているだけある。
このなかから将来の世界チャンピオンが生まれるのかもしれない。
すそ野の広さをあらためて感じさせられた、卓球練習である。

明日はいよいよ念願のNFL観戦とチームオフィシャルショップの訪問だ。