お知らせランプ 障がい ウオークマン2008/10/17 23:22:00

しばらく電球の接続コードが破損してしまったために使えないままだった、光で知らせてくれるランプが直り、今日からまた職場のパーテーションに取り付けてみた。
これは10年以上前にワシントンDCを訪れた時に、アメリカの難聴者団体を訪問した記念にいただいたもの。ランプ本体かランプの周囲(だいたい1~2㌢くらい)をたたくと振動でランプが点滅するというつくりだ。
けれど問題がないわけではなく、わたしが気づかないときがあるということ。本体にバイブレーターをつなぐことができたら、振動とランプの両方でわかると思う。
実はそういう製品はすでに実用化されているのだ。高価なのと、オフィスなどでは使っている人がいない(はっきりいえば必要としている難聴者がわたしひとりだからだ)ために、いまだ使ったことがない。

ともあれ今日は職場の何人かの方にご紹介して、実際にランプをたたいてもらった。実物をお見せすることで、なるほど、こういうものなんだねと理解を深めていただけたらと思う。

公明「障がい者」表記を推進  
http://www3.nhk.or.jp/news/t10014783111000.html

昔書いたことがある。「障害」ではなく「障碍」あるいは「障がい」だと。害というと、わたしたちがまるで害をもたらす存在であるかのように受け止められる、と。
しかし理解は広がらず、一般の表記ではまだまだ「障害」としているところが多い。各自治体などで「障がい」と書いているところが増えているけれども。
当事者であるわたしたちにしてみれば、至極当たり前のこと。
いまごろになって、という思いとようやくここまできたか、という思いとである。

携帯プレーヤー長期・大音量で「聴力失う恐れ」欧州委
http://www.asahi.com/international/update/1014/JJT200810140001.html?ref=desktop

若いころ、携帯カセットプレーヤー、「ウオークマン」を使っていたことがある。まだ補聴器なしでも聞こえていたころだ。
ところが、恐ろしいことに知らず知らずのうちに音量を上げてしまうのだ。自分では大丈夫だ、問題ないよと思っていても、気づかないうちに音量を上げてしまうのだ。
メーカーも技術向上と、耳を守るためにさまざまな工夫をこらしていることは重々承知しているのだけれど、どうしても長期間大音量を聴いていると、聴力が低下してしまうというのだ。

ふと、空港の管制官や警察・企業などの電話相談担当、対潜ソナーを探知する潜水艦の乗組員などは、聴力を保つのはたいへんなことではないだろうかと、聞こえなくなってしまったらとさえ心配してしまう。
いまのわたしは補聴器をはずすと全く聞こえない。独りでいるときはもっぱら補聴器なしだ。
自分のからだを守るのは結局のところ自分でしかない。