言は必しも奇ならざるなり。文は必しも麗ならざるなり2008/09/16 22:14:57

今日新聞夕刊をひらいて、タイトルにある言葉が目に留まった。

とかくわたしたちは、手紙にしても雑文にしても論文にしても、ついついカッコをつけようとしてあるいは目をひこうとして、奇をてらったり美しいものであろうとしたりする。
けれど、それはあってもいいが、なかに込めたこころというか気持ちというか、魂のようなものが欠けていては、意味がないどころか空しい空虚なものになってしまう。

朗読でも手話でも同じことが言えないか。

訴えかけるのは押し付けとは違う。
奇をてらったり美しいものである必要など、いらないのかもしれない。
自然体で、普通に書き話すこと。
それが、ひとの心をひきつける力なのか。