内面的な音の世界2008/08/17 22:24:42

今日また、午後から夕立ち。雷こそなかったけれど、急な雨に、ビニール製の傘を急きょ買わなければならないはめに。うんざりだね。

自宅に帰って、音楽と朗読を組み合わせて練習してみた。う~ん。
いまいち音楽が、当初イメージしていたのと合わない。しかも長すぎて朗読部分を超えてしまう。
思案した揚句、手元にある、おととし見た映画「敬愛なるベートーヴェン」のサウンドトラックから、「アンナのエチュードとバリエーション」「ディアベッリの主題による33の変奏曲」の一部、そして「第9完成」の3曲を使うことに変更する。
「第9完成」は、CD付属のライナーノートによれば、この映画の追加作曲を担当した、ポーランドの映画音楽作曲家、アントニ・ラザルキエヴィチ(ANTONI LAZARKIEWICZ、1980年3月12日ワルシャワ生まれ)の作だという。年齢もさることながら、あの有名な「第9」第4楽章をアレンジ・再構成したもので、聴覚障害をもつベートーヴェンがおそらく耳にしていたであろう内面的な音の世界を、一種の“リミックス”によって達成しているところに注目したい、とある。
朗読でも最後に「わたしたちはどこかでつながりあっています」とある。兄弟が和解してひとつとなる、というシラーの詩と重ね合わせて、ひょっとしたら使えるかも知れない。