カタカナ語2008/08/04 23:51:46

うーん。なんだろうなあ。

というのは、新聞をひらいてみると、出るわ出るわ、カタカナの多いこと。今日も、「バードストライク」「リアリティー」「マジック」「ライバル」……。

マジック、というとわたしはプロバスケットボール、NBAのアービン・“マジック”ジョンソンか、劣勢に立たされながら逆転パスなどの信じられない試合運びを見せたNFLのジョー・モンタナを思い出す。
今日の記事では高校野球、茨城代表の常総学院高校野球部監督、木内幸男さんの指揮ぶりを「木内マジック」と見出しに付けた。こういう場合、古いたとえで申し訳ないけれど、西鉄ライオンズの監督だった三原脩さんを思い出す。彼の指揮を「三原魔術」と呼んでいた。三原マジックという言葉もないではないけれど、「マジック」よりは「魔術」のほうがなんとなく、ぴったり合うような気がする。

日本人はけっこうカタカナ語が好きなのか。日本語で書けばいいのに、カタカナで書くと洗練されたような、かっこいいような気がするのだろう。

最近知ったカタカナ語で、なるほど! と思わず手を打ったのは「往年の名選手の復刻ユニフォーム」を意味する「スローバック ユニホーム」。「スローバック」をある新聞の記者が「時代を巻き戻した」と書いたのはなるほど! と思ったものだ。
写真はCFLカナディアン・フットボール・リーグ、トロント・アルゴノーツのレプリカを含む、3時代のホームジャージ。