表現するということ2008/06/28 23:59:38

休日を有効に使うためには。
いろいろあるけれど、仕事のことはきれいさっぱり忘れて、自分のやりたいこと、取り組んで生き生きとしていられることに取り組むこと。わたしにとってはやはり手話であったり朗読であったりだろう。
朗読がない今日は夕方に、製本した朗読台本テキストを講師に送ったほかは、世田谷であった、ろう者と聞こえる人がともにつくるパペットシアターを観に行ってきた。明日がとんでもない大雨と聞いているので、その前に、ということもある。

「はこ BOXES じいちゃんのオルゴール」と題された公演は、人形劇である。約1メートルほどの身長の人形を役者さんが操る。また、大きさや形、色の違う箱が出てくる。水色あり赤色あり。薄型テレビ大のサイズであったり、冷蔵庫大であったり。それらをパントマイムでジャグリングを演じたり、楽器のように鳴らしたりする。
箱と人形とマイムで表現する2時間の舞台だ。

手話ソングや手話語り、といったジャンルに挑戦するわたしだが、なるほどこういう世界もあるのだ、と目を開かされたのはいうまでもない。
同時に、こだわりをなくしたい。手話や舞台だけが表現する世界ではない。日々の仕事や、コミュニケーションもまた表現する世界だと思う。
自分が何者であり、どういうことを日々考えているのか。それらを知ってもらい、自分と異なる人のそれを理解する。

舞台だけが表現する場ではない、ということだ。