バリアを壊したいと思うなら2008/02/01 23:46:18

今日から2月。ついこのあいだ正月だと思っていたのに、つくづく月日のたつ早さを実感する。

先日書いた、講演会での要約筆記についての、その後。
手話通訳・要約筆記団体と、わたしの在住している区の福祉課それぞれに派遣をお願いして、今日要約筆記者の派遣のめどがたった。
手話通訳・要約筆記団体、区の福祉課、要約筆記者の受け入れを認めて下さった会社のみなさまに、こころから深く感謝とお礼を申し上げたい。

たしかに動くのはたいへんなことだったが、まずやってみないことには始まらない。
だが、要約筆記者も手話通訳も、まだまだ一般的には認知が低い。逆に言えば聴覚障碍者の情報保障が完全にはなされていないという現実でもある。
今回わたしが動いたことで、会社の中に理解者ができるかもしれないし、そばでみていて「こういうことなのだ」と認識理解ができるかもしれない。
たったひとりの行動がどうなるかわからないけれど、これを機会にいつかは手話通訳者も受け入れを認めてもらえるようになればと思う。
わたし自身も、理解者を得たい、増やしたい、バリアを壊したいと思うなら、自分のなかにあるバリアを壊さなければならない。
こういうことだ。聞こえないからできない、ではなくてどうやったらできるか、可能になるかを自ら探っていくこと。そして自分の障碍に甘えずに、自分ができることをしっかり確立していくこと。
障碍ゆえに甘えるのではなく、障碍ゆえに取り組むこと。

さきはとてつもなく長くけわしく高い。

コメント

_ みきょう ― 2008/02/02 00:51:44

ネットサーフしている中で
見つけた「1ガロンのミルク」という話です。

作者不明らしいですが、この話に語られていることは、
私にとって、きっと余市北星に関わる全ての人たちにも
そしてスマイルさんにとっても
これからの指針になりそうなので、プレゼントに来ました。

世の中のバリアと呼ばれる現象に、基督や釈迦なんて境界を越えて
内的言語の夢や希望や願いは、必要不可欠な事柄であれば
全ては打てば響くように思惑や計らいの外側から
やってくるものだと思うのです。
愚鈍でも実直で正直に生きて行けば。

http://www.futaba.ne.jp/~a-sagawa/hug/words_milk.html

_ 大ちゃん ― 2008/02/02 16:21:28

いつも携帯で見てます。見にくいのよね。改善して。

_ スマイル ― 2008/02/03 00:06:56

大ちゃんさん

こんばんは。ご返事が遅くなり、まことに申しわけありませんでした。

いつも携帯で見てくださるとのこと。こころから深く感謝お礼を申し上げます。

さて見にくいとのご質問ですが、どのように見にくいのでしょうか? デザインでしょうか?
携帯ではパソコン画面を変換しています。そのため、パソコンのようにスムーズにはいかないかもしれません。

どこまでお答えできるかわかりませんが、どのように見にくいのか、お教えくださいませんでしょうか。
こちらでも可能であればお答えしたいと思います。

スマイル

_ スマイル ― 2008/02/03 00:16:48

みきょうさん

こんばんは。スマイルです。

コメントをお送りくださり、まことにありがとうございました。

>必要不可欠な事柄であれば
>全ては打てば響くように思惑や計らいの外側から
>やってくるものだと思うのです。
>愚鈍でも実直で正直に生きて行けば。

ご紹介下さいました、「1ガロンのミルク」を拝読いたしました。そしておっしゃることに全面的に同感共感を覚えます。

いくら自分が正しいと信じていることでも、それが必要不可欠でなければ実現しないものなのかもしれません。自分だけが絶対に正しいのか? さらに突っ込んでいうならば、必要不可欠という基準をどこに置くか。社会だとしても、その社会が不公正悪を行っているとしたら。わたしはいま、ナチス時代のドイツ人がユダヤ人をかくまった、数少ない事実に関する本を読んでいます。あの時代にそういう行為を行うことが、どれほど勇気のいることだったか。

手話つき朗読にあるように、手話と朗読、あるいは手話ソングといったパフォーマンスに取り組みたい。
また、今回のように会社でも通訳を派遣してほしい。
聞こえないからだでもありのままに生きたい。

神のみこころご計画は不思議なものですね。
いつどこで実現するかわからない。

けれど愚鈍でも実直で正直に生きていきたいとあらためて思います。

みきょうさん、すばらしい文章をご紹介下さり、まことにありがとうございました。

スマイル

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