聞き返し2008/01/22 23:03:48

マイ補聴器(^o^)
いまも聞こえてくるというか、感じるというか、ジーンジーン、ミーンミーンと耳鳴りがする。
聴力検査を受けたとき、耳鳴りと検査の音が重なってしまい、どれがどれだかわからなくなってしまった。
耳鳴りの治療はいくつかあるらしく、また耳鳴りを起こしやすい環境に身を置いてわざと耳鳴りに慣らすという方法がある。けれど慣れてしまったから楽、ではない。かえって実際の音と耳に感じる耳鳴りが混乱してしまうこともある。

先日書いた、シンガーの浜崎あゆみさんのその後について、あるスポーツ新聞が、取材のインタビューが聞こえず「え?」と聞き返したという報道を芸能面トップで書いていた。聞き返すということはわたしたち難聴者にはあたりまえのこと。聞き返しで相手に負担をかけては行けない、と聞こえていないのに生返事をしてしまったり、自分だけで納得したりすることがある。

トップアーティストが取材に聞き返したということが大きく報道されるのは、それだけ難聴者の姿が知られていないということではないだろうか。
その一方で昨日のある全国紙の夕刊に補聴器について、技術が進歩したと、大きくグラフや科学データなどを交えて取り上げられていた。
記事には、補聴器の聞こえの機能は聞こえる人の耳を上回るものもあること、デジタル技術の進歩で補聴器からさまざまな音響機器などの、小型化などの進歩につながったともあった。小型化などの進歩はすばらしいことだけれど、補聴器の機能が高度にすすんだこと=難聴者の耳が聞こえる人のそれと同じ、ではない。言い換えれば万能ではないということもしっかり書いてほしいと思う。

金曜日の帰りに手に持っていたはずの、読みかけの本を探していたら、なんとよく行くコンビニエンスストアで落としていた。
まあ見つかったからよかったようなもの。なくしていたら落ち込んでいただろうなあ。まだ全部読み終えていないから。