さきは長いからね2008/01/18 23:10:34

寒い気温が続く東京。今日一日は曇り空と重なって、寒さがひとしお感じられた。

昨日卓球の練習に、またおひとり新しい方がおみえになられた。ご年配の方で、何度かお目にかかったことがあるから初対面ではないけれど、卓球でお会いしたのは初めてであった。

聴覚障碍者に限らず誰でも楽しめる、いろいろなスポーツがあるが、卓球はどれにもまして奥が深いなとあらためて感じさせられる。いまひらかれている全日本選手権で、小学校5年生の選手が大学生を破ったというニュース。昨年末にあったシニア大会では、85歳のプレーヤーもいらっしゃる。
そういえばダンスも、年齢とともに動きができなくなる体力の衰えはある一方で、逆にどうやったら美しく踊れるか円熟の境地にたどり着くこともできると、ある評論家が言っていた。
卓球はたしかに若いときはパワー一本で押し通すことができるけれど、経験や技術が上がっていくとパワーだけではなくテクニックもいやらしさがあるものだったり、裏をかいたりと、変化自在になるものだ。とはいえいまのわたしはあんまりいやらしいプレースタイルは嫌いで、たとえるなら激しいラリーの打ち合いが好きだ。昨日の練習でもラリーの応酬がここちよく、たとえ負けても納得がいく。……とまで書いて、激しいラリーの応酬にこだわるということはまだまだ若いということなのだろうか?

わたしが使っているラケットは、卓球を始めて1年も経たないうちに購入した、カーボンが入っているものだ。5、6年もやっていると折れたり使い物にならなくなるものだけれど、カーボンのおかげか、まだまだ使える。
ということは、折れるまではこれでやりなさい、まだまだうまくなれるよということではないかと、2本のラケットを手入れしていてつくづく感じるのである。
80歳まで生きられるかどうかわからないが、生きられるならその年でもパワーとラリーの激しい打ち合いにこだわっていきたい。