虹と雪のバラード2007/11/23 00:13:23

もうあれから30年以上がたったのか。
1972年にひらかれた札幌冬季五輪。アジアで初めての冬季大会は、静かで熱い感動を残した。その象徴のひとつが、「虹と雪のバラード」という歌だ。

山室英美子さんと芥川澄夫さんのデュオで結成された「トワ・エ・モア」というグループが冬季五輪のテーマ曲として発表したこの曲。いまでも合唱団とか合唱唱歌だとかで歌われているときく。
冬季五輪から30年以上たった2005年9月11日、大倉山シャンツェそばにこの歌の歌碑が建設された。わたしは見ることができなかったのだけれど、「トワ・エ・モア」のお二人も来場されて一緒に歌ったという。

歌詞を見ればわかるけれど、歌の出だしからイメージがわいてくる。
人があちこちから集まって、静かに街を作り上げていく。その物語性が、いまなお色あせず人のこころをつかんで離さない。何年たっても歌い継がれる曲である。

もし手話ソングでやるなら。
デュオのように男女がペアかチームでやるほうがいいだろう。舞台の上手と下手から交互に現れて表現する、他にもいろいろ考えられるだろう。

正直言ってこうした国際的イベントになると、やたら政治の影だとか商業的ムードだとか押しつけがましい色や意図を感じてしまうのだけれど、札幌五輪とこの曲にはそういった感じがしない。
だからなおさら、ひきつけられるのだろう。