やさしい愛の手のひらで　今日もわたしは歌おう ――I will sing with a palm of gently love today――

わたしのここでのペンネームは「スマイル」。そう、そのまま笑顔でいたいと思うんだけど、先日あるテレビ番組を見ていたら、笑顔、笑う表情は、おかしいといった軽い感情ではなく、相手に対して警戒心を抱いていないことを示すサインだという話が出た。

これは人類学者の研究で、サル、とくにチンパンジーと比較して出たものだそうだ。チンパンジーでも笑うことがある。チンパンジーの赤ちゃんが突然まどろみながら笑うことがあり、「新生児微笑」という、従来はヒトにしかないものと思われていたのがチンパンジーにもあることがわかった、というのだ。

つまり、笑うことは親しみを込めたコミュニケーション。敵意を持っていませんよ、というしるしなのだ。

現在の聖書には収められていないのだけれど、昨年聖書学界をにぎわせた話題のひとつ、「ユダの福音書」では、イエスは笑ったというくだりがある。え？　イエスさまが笑った？　新約聖書にはイエスさまは泣いたり怒ったりしたという記事がいくつもあるけれど、笑ったというのは初めて聴いたから、たとえ聖書に収められていなくても、イエスさまの笑いには興味深く関心を抱かされた。

話は現実世界に戻る。
新聞やテレビを見てもあまりにも、笑いたいと思える話がみあたらない。そうういえば最近目いっぱい笑ったのは、昨日の手話仲間とのおしゃべりだったなあ。何がきっかけだったか忘れたけれど、とにかく笑い転げたっけ。

みなさんは毎日一度は笑っていますか？