こころを気高く上げよう2007/09/21 23:23:01

聖フラウエン教会 礼拝堂
God has given me this day to do as I will.
I can waste it or use it for good.
What I do today is very important
Because I am trading a day in my life for it.
When tomorrow comes, this day will be gone forever
Leaving behind something I’ve traded for it.
I want it to be again, not loss…….
Good, not evil……
Success, not failure
In order that I should never forget
The price I paid for it.
And I ended bay saying,“As for myself, this is a new day”

                “As a new day” ―― Gale Sayers


How noble and good everyone could be if, and the end of each day they where review their own behavior and weigh up the right and wrongs. They would automatically try to do better at the start of each new day and, after a while, would certainly accomplish a great deal.

Thursday,6 July 1944 ―― Anne FRANK

はじめに書いたのは、当初朗読で読むことを考えた元プロフットボール選手の『I am the third』のなかの「新しい日」。次に書いたのは今回読むことになった『アンネの日記』から、1944年7月6日、木曜日のなかからの引用だ。この個所も読むことになっている。

誰にも平等にあるもの。朝を迎えれば新しい日があり、いつかは誰もが神さまのみもとに帰らなければならないということ。その意味で一日一日をどう生きたか、どう生きたいかが問われ試されている。

セイヤーズはこう書いている。
明日が来れば今日は二度と帰らない。よきことに使ったか、悪しきことに使ったか。
アンネは「だれもが毎晩眠りにつく前に、その日一日の出来事を思いかえし、なにが良くてなにが悪かったか、きちんと反省してみるならば、ひとはどれだけ崇高に、りっぱに生きられることでしょう」という。

明日いよいよ舞台に立つ。
今回ははじめ、翻訳された“As a new day”を含む、セイヤーズの文を考えていたのが、ある晩突然目が覚めて、『アンネの日記』を読んではという声がした。スライドと手話を組み合わせたいと考え、実際にこの目で確かめたいと、アムステルダムとドレスデンを訪れて写真撮影取材を行った。
今回の取り組みを多くの人が支え励ましてくださった。先生からは「言葉が前に出てくる」とおほめをくださった。仲間からは手話とBGMとスライドを使う取り組みはすばらしいとおっしゃってくださった。スライドをつくるために知人の協力をいただいた。初めての国であるドイツとオランダへの旅行でも、両国の方が行き先を教えてくださり説明してくださった。それだけではない。手話通訳士の方から手話訳についてのご指導をいただき、個人的な活動であるにもかかわらず、手話サークル内でPRをするおゆるしをいただいた。

明日で終わりではない。
これからさきもわたしには「新しい日」があり、いつかは神さまのみもとに帰る。
それまでのこの星での歩みを、<よきことに使ったか、悪しきことに使ったか><その日一日の出来事を思いかえし、なにが良くてなにが悪かったか、きちんと反省して>いるか。
名誉も出世も地位もいらない。有名になることではない。位人臣をきわめるために生きているのではない。いまの会社での仕事がすべてではない。大事ではあるけれど。
神さまのみもとに帰ったとき、神さまから「崇高に、りっぱに生き」たと言われるように。

有形無形、いろいろな人からの支え励ましをいただいた。
取材旅行中、アムステルダムで舞台監督の方から、朗読の講師であるアナウンサーのかたを介して「あなたのように強く人に伝えたい思いを持ち、動き出した人をサポート出来るのは、楽しい事です。手話と併用するのですから、いいタイミングで映さないとダメですね」と力強い言葉のメールをいただいた。

新しい日。崇高に、りっぱに生きられるように、こころを気高く上げよう。