自転車で市内を走った2007/09/12 20:54:40

帰国を前にして、アムステルダム市内をのんびり過ごした。
イエローバイクという、レンタル自転車を利用して午前と午後の2回にわたりアムステルダム市内を回る。回るといっても市内中心部を走ったにすぎない。
慣れない街だから遠出はできないし、事故もこわい。実際、ハンドルを路面電車のレールにとられて転倒した。車も電車もこなかったからいいようなもの、日本ならまず事故に遭っていたかもしれない。

ヨーロッパの都会を見て感じるのは、まあ、実に自転車を利用する人の多いこと多いこと。しかも盗難を恐れて、ド太いチェーンをグルグル巻きにして、柱などにくくりつけている。ドイツでも自転車専用の列車をみたけれど、アムステルダムでも自転車が生活の足になっている。自転車専用レーンがあって、一方通行とはいえ、きちんと通行できるのは驚いた。日本は国土が狭いうえに、車優先、計画性も見通しも何もない道路造りをしてきたから、自転車と歩行者、自転車と車のすみ分けができていない。だから自転車・歩行者・車のあいだでトラブルや問題が起こる。
環境の違いといえばそれまでなのだけれど、行政や社会にも問われていないだろうか。とともに、「ツール・ド・フランス」など自転車がスポーツともなっている欧州のすそ野の広さを実感した。