こころから震える感動を2006/12/31 00:57:44

第9 合唱歌詞カード
昨日、かねてから見たいと思っていた映画「敬愛なるベートーヴェン」を見てきた。朝一番で出かけてみたこの作品は、いくつかあるベートーベンを取り上げた作品でも、ベートーベンを支えた女性をテーマにしていることで、厚みのある仕上がりになっている。

伝記や史実、研究からベートーベンの生存中、彼の楽譜を写して出版社や印刷屋に持っていった「写譜屋」と呼ばれた職業の人物が3人いたことがわかっている。2人が男性であることは間違いないのだが、3人目は誰なのかわかっていないらしい。そこで今作では、アンナ・ホルツという女性、しかも音楽学校を出たての作曲家志望という設定で、第9を中心に、初演される1827年5月7日当日に至るまでと、初演後の「大フーガ」創作、ベートーベン他界直前までの、べートーベンとアンナ・ホルツのこころの交流を描いた。もちろん第9を中心に「エリーゼのために」などいくつものベートーベンの名曲が演奏されている。

劇場でもらった、第9の歌詞カードとチケットをラミネート加工して、プログラムと一緒に保存することにした。

まもなく2006年が終わろうとしている。
いいことよりはつらく苦しいことの多かった一年。

2007年は「an die freude」とこころから歌える一年にしたい。