75歳になったとき2006/12/13 22:01:23

13日の新聞に、興味深い記事があった。

「北極の氷 2040年に消滅  米チーム発表 溶ける速度4倍に」

こういうことだ。
地球温暖化の影響で、2040年夏には北極海の氷がほとんど消えてしまうかもしれない。2040年の北極海の氷はグリーンランドとカナダの一部にしか残らないだろうというのだ。米国立大気研究センターなどのチームがアメリカ地球物理学連合の学会誌に発表したもので、北極海の氷が溶けた場合、大幅な海面上昇にはつながらないけれども、ホッキョクグマなどの生態系や漁業、北半球の気候にも影響がある可能性が指摘されている。

う~ん。
計算するとあと34年後。わたしは生きていればこの年に75歳を迎えるはずだ。

思い出すのは1999年から2000年にかけて、地球最後の日などと言われた「ノストラダムスの予言」ブーム。中学時代に信じていたけれど、いまはまったく思いもしない。初めてその予言を知ったのは小学生時代。21世紀なんて遠いさきのことだと思っていた。

34年後のことなんてわかるわけないだろ、と言いたいのだけれど、ところがお隣の中国でモータリゼーションが盛んになり、高級外車を購入する富裕層がいるそうだ。もちろん上海や北京などの都会と農村部では事情が異なる。上海でひらかれているF1上海グランプリも、チケットは一般庶民には手の届かない額だ。けれどもあれだけの人口がいる国だから、経済がよくなり生活レベルが上がっていけば、車を持ちたいという人がたくさんいてもおかしくない。

もし記事に書かれているように、二酸化炭素などの温室効果ガスが増え続けるとしたら、34年後は本当にとんでもない環境になっているかもしれない。

この数日前、イギリスの物理学者、スティーブン・ホーキンズ博士が、「人類は地球を捨てて他の星へ移住することを考えるべきだ」と提言し、しかし「そのための宇宙旅行の船を開発するにはまだ5万年かかる」とも言った。

今日もイラクでテロがあったと伝えられる。
こんな星では、移住どころではないだろう。

75歳になったとき、どんな思いでいることだろう。

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