脳を活性化させよう2006/06/26 23:59:00

 う~ん。
 今日のフライングハンズレッスンは久々に楽しかった内容。

 職場でわたしひとりが難聴者。いすに座ったまま仕事をしているのがしんどい。仕事がいやだというのではない。楽な仕事などあるわけないから、どんな苦しいことも耐えてこそ意味がある。
 が、何となくわかってきたのは、脳を活性化していないなということなのだ。
 
 どういうことかというと、コミュニケーションもなく話しかけられることも話しかけることもなく、ただ座っているだけでは、楽しいという刺激が脳に届かない。刺激がないから苦痛になるのだと思う。
 
 手話を学んできて感じるのは、手話を使って話すということそれ自体がコミュニケーションとは別に、脳に刺激を与えるということなのだ。手を動かしてなにかを伝えようとする。たどたどしくてもつたなくてもかまわない。なにかを伝えたいから脳をありったけ動かし働かせて文を考え言語化して表現しようとする。
 それがいまのわたしの仕事にはない。コミュニケーションも含めて刺激がないから苦痛に感じてしまうのだ。

 難しいのはわたしが難聴者で、かつ聞こえないけれど普通に話せるという矛盾したからだであること。逆に言えば聞こえないことを除けば聞こえる人と対等の存在なのだということ。分かりにくいからだであることが、わたしをどう扱ったらよいのか迷う原因なのかもしれない。

 障碍者が障碍のない人とともに過ごす、実力を認めさせるための努力と、周囲の理解を求めることは大事な両輪の輪だ。
 難しいからだであることをいつも意識させられる。普通に話せますねといわれることはしょっちゅう。もう慣れっこになったけれどね。

 ありのままで自然体で生きていきたい。