はまってしまった2006/02/09 23:37:59

わたしがASLを学んでいるというと周りからよく聞かれたり言われたりする。「日常会話で使うことがない、アメリカ人と会話することはないのになんで?」

もう5年くらい前だろうか、アメリカを取材旅行でギャローデット大学とという、全米でも2つしかない難聴者・ろう者だけの大学のひとつを訪れたとき、自分の名前を日本語の手話とアメリカ手話でどう表すのかときかれて、とっさに答えられなかったことがいまだに悔しくて。それがASLを学ぼうと思ったきっかけだった。

日常会話の英会話でさえプア、アヤシイレベルなのにねえ。
でもそんなことは関係ない。日本語の手話でも話し相手がいるいないは関係なく、表そう話そうという意志が大事だ。

大学時代に紹介された映画「愛は静けさの中に」で主演のマリー・マトリン(ろう者で初のアカデミー賞、オスカーを受賞した!)の手話をみていまは字幕付きでないと読み取れないのだけど、いつかはぺらぺらひらひらになりたい。
 自分でやっていこう、と古いフォークソングだとかわたしの好きな歌の英訳などを、ASLの単語帳と突き合わせながら学んでいる。
 
 すっかり手話の世界にはまってしまった、のだ。